法務事務の仕事 スキルアップと転職

年収について

実際、やりたい仕事であっても、やはり給料面は関係ないとは絶対言えませんよね。キャリアアップが年収アップにつながるからこそ、より頑張ろうという意欲になるのですから。そこで法務の仕事の年収を見ていきましょう。

キャリアアップの仕方によりますので、様々なケースを見ていきます。まず、企業の法務に入社し、勤続3年で350〜400万となります。その後、そのまま昇進するというケースですと、5〜10年で主任・係長クラスになったとして400〜700万、10年で係長・部長クラスになると600〜1200万となります。また、主任・係長クラス後、転職し、外資系企業で国際法務を携わること2〜3年で900〜1400万となります。

その他にも、主任・係長クラス後、転職し、ベンチャー企業にてM&Aの契約業務に携わること2〜3年で800〜1300万となります。また、行政書士・司法書士両資格を得て勤務書士になった場合700〜950万となります。(全ての数字に関して、企業や個人により異なりますので、あくまで相場です)

見ていくとわかりますが、これと言って、このようにキャリアアップすると飛びぬけて年収が上がるということはありません。どの部門も大変な仕事ですので、自分自身が一番興味の持てる、やりがいの持てる、働きやすい職場で働くことをお薦めします。ただし、転職をする場合の注意点としては、上を見すぎて中途半端な状態でしないこと。上記を見てもわかりますが、転職によるキャリアアップの場合、ほとんど(資格を得ない場合)が主任・係長クラス以上になってから転職した場合の年収アップの事例です。入社した企業で、腰をどっしりと据え、足元をしっかりと見て基盤を築くことが非常に重要な職種です。今の職場ではこれ以上自分のスキルを上げることができない!と判断できるまでは、吸収できることを徹底的に吸収してキャリアアップにつなげましょう。